5/31/2014

「おとなのかいだん」

ペンと紙があれば大丈夫だと思っていた

ペンと紙さえあれば何でもできると思っていた

気が向いた時に、手の動くままに、頭が考えるままに。


いつからだろう

理性という邪魔者が

常識という邪魔者と

合理という邪魔者を

引き連れて


イマジネーションを殺しに来たのは

いつからだろう

奴らの手にはボロボロの鞭

イマジネーションは叩きつけられ

踏みつけられ

嘲られ

イマジネーションは逃げていった


かいだん

壁一面の時計

床一面の数字

目の前には紙とペンがある

目の前には紙とペンがあるのに

気持ちが、

手が、

頭が、

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