間髪入れず次の記事。
合宿の思い出をつらつら述べます。
◆詩、飯、酒、水、詩、詩な6日間
合宿は5泊6日でした。場所は山梨県。毎日富士山を拝んでいた。朝起きた瞬間に富士山。昼も富士山。
内容は詩のプレゼン発表がメインで、あとはPR(poetry reading)とか。
それプラス初日は卒業生の追いコン(と俗に言うらしい)とか、1日フリーデーがあったり。
で、毎日酒飲んでました。さけさけさけさけ~
どう思います?合宿前に「6日間詩のプレゼンだよ~!」って言われたら。
退屈で眠気と戦いながら鬱になる自分の姿しか想像できなかったですよぶっちゃけ。ホントに行きたくなかったし、初日の集合場所の新宿に行っても、そこで皆と合流しても、何となくグレーな気分でした。
グレーだったのにw
◆考えるな、感じるんだ。That's it.
今思い返せば全ての時間時間が愛おしくてしょうがないですw
気持ち悪いくらい合宿が楽しかったって豪語できます。不思議なもんです。
詩を読みまくってたら、初めて本当に詩を勉強することの楽しさが分かりました。
前から詩は別に嫌いじゃなかったんですけど、別にそんなに欲して読みたいななんて思うほど好きじゃなかったんですよね実は。
というのも、詩の読み方をプレゼンを通してやっと解ったから。今まで詩の読み方が全然分かっていなかった。
皮肉なものです。去年1年間一応授業でゲーリー・スナイダーの詩を6人くらいでひたすら読んでいたはずなのに...詩の読み方をこれっぽっちも知らなかった。
合宿ではホントに詩しかやらないんですよ。そのおかげかな。
おかげさまで家の事も、部活も、バイトも全部忘れて授業だけに集中できました。贅沢な時間。
まあ浮世に戻ってしまった今色々思い出してしまって辛いんですけど(笑)
合宿中、プレゼンは...20回は行かないけど、15回強くらい。その内自分のプレゼンは2回だけだったけど。
もちろん最初はそんなに頭働かなかったりぎこちなかったり、発言できなかったりで鬱だったんですが、何回もやってくると詩を聴きながらアイデアがふわふわ出てきたり、「これ、話したい!」っていう気持ちになったり。
数ミリくらい成長出来た気がします。
なんか、答えの無いものを皆の前で話すのってちょっと恥ずかしいし不安なんですよね。でも、みんな同じ気持ちなのかなぁと思ったり、同期が色々話したりしてるのを聞いていたら自分も頑張ってみようって思えるようになりました。
今まで頭で考えることばっかりで、もっと大事な、感じることを忘れてた気がします。
当たり障りのない、無難なことを言うにはどうしたらいいかって考えてばっかりで、その文字や言葉をみて自分が何を感じたのかって、感じてからどういうふうに言葉にするかっていう事のほうが大事なのに。
あと疑問点を持ったり。何か言われてから疑問点を探すのって遅すぎるんだよね...orz 常に疑問点センサーを働かせることの大変さよ...
と、いったアイデアも重要なんだけどやっぱり発言力。
心の中のチキンをどう黙らせるか。結構時間かかりました。
◆「何も失うものはない」
先生の言葉。
最初の方はプレゼン中、結構みんなだんまりで、レポーターが喋るだけの場だったんですけどね、先生がそんな様子を見た言った言葉。
あんまりはっきり覚えてないけど。
『皆はまだ若いんだし、大学生なんだから何言ったって良いんだよ。少なくともこの場では何も失うものはないだろ? 失敗したっていいんだよ! 今こうやって詩を読むのって今しかできない事だろう? 君たちが卒業して社会人になったらこういう事できなくなるんだよ? こんな贅沢な時間無いでしょ!』
みたいな。
惚れました。
っていうかその前にサーセン。授業に消極的でサーセン。
◆贅沢な時間
そうなんですよね。今凄く贅沢な時間。
少なくとも自分は親のお金で大学来てるし、合宿費だって祖父に出してもらったし。
そんなお金で富士山のふもとに来て。詩を読んで。思ったことを話したり聞いたり。
いま、ここでしかできない事。(この言葉にぴんと来る人は戦友)
別に今回の合宿や詩に限ったことではないかもしれないけど。
今、ここでしかできない事を大事にしようって。
普段の会話とか世間話の中からまさか「自身の存在の欠乏」について話すなんて、「なぜ自分は動くのか」なんて話さないっすよね。
少なくとも自分はしない、できないw
やっぱり、ああいう場だからこそ出来る話ってありますよね。
そういう時間があるのにぼーっと時間が過ぎるのを待つだけだなんてもったいない。
贅沢な時間をもっと楽しまなきゃ、って思った。
◆緑の力には勝てない
「詩、飯、酒、水、詩、詩」の水。
そうです、忍野八海(やっと名前覚えた)行ったんです。フリーデーに。
ゼミ生で忍野八海いくグループと富士急ハイランド行くグループに分かれたんです。
富士急とか雰囲気あんまり好きじゃないし、金ないし。とか思ってたし、春休みくらいふらーーーっとしたいなと思ったので、この選択は間違いでなかった。そして人生がかわ...たかは知らないけど楽しかった。
忍野八海と富士急のディベートとか言う余計な話(詩、飯、酒、水、詩、詩の「酒」の部分でもある)は良いとして。
忍野八海
良い場所だった。写真撮りまくってた。
人おおすぎいいいいい。観光客ばっかだった。みんなグラサンかけてて強そうだった。
そして日本語が聞えなかった
水がふつくしい
川沿いでゼミ生だけでダベリながらぼーっと歩いてるのが楽しかった。
川沿い歩いてたんだけど、ところどころゴミがある。
訳あって富士山駅から富士急まで徒歩で行った道のりにて。
思う所がありますな。生活排水。
不思議と1日中足に疲れは感じなかった。どこまでも歩いていける気がした。
色々あったんですが、この1日を通して思ったことは、緑の力には勝てないなってこと。
自然って眺めれば眺めるほど面白い所がある。植物の色とか形とか、シルエット、水の流れとか、沢山。
そして都会と違って人が少ない。ぼーっと空を見上げながら歩いてても誰にもぶつからないんですよ。
こけるけど。
ぼーっと空を見上げても変な目で見られない。人の目が気にならない。それが大きかったかな。
人目を気にせず歌う子もいたり、川に入水したり、一人で一足先を歩く人が居たり。
なんか見つけては笑ったり、これは詩になりそうだって思ったり。
心が洗われた1日だった。
ほんとに、また行きたい。
あの1日は多分、多分一生心に残るかも。そんな感じでした。
はぁー 終わっちゃったからなー(笑)
また近いうちに緑を眺めに行きたい。写真撮って、考え事しながら歩きたい。
◆みんなにfell in love
冗談ですけど(笑)
前の記事で皆と親しくない、とか書いたけど、(だって今まで数回くらいしか顔合わせたことなかったんだもん)合宿で、140時間、一緒に居たらその関係が変わらないわけがない!
ホントに最初はよそよそしい感じだったんですよ。名前の呼び方もわかんないし、むしろ、呼んでもらえないしw
先生だって前は「○○さん」って今まで呼んできたし。
なぜかファーストネームで呼ばれるようになった。他の人も苗字から下の名前で呼んでくれるようになったり。
名前っていいですよねぇ(ほわぁ) まあ名前の話はまた機会がある時に語ります。
普段部活じゃニックネームで固定されてたから耳が新鮮。ドキッとします。
そんでもって毎日夜はPRで酒飲んでたんで皆と話も出来たし。
若干無法地帯だった場面はあったけど(笑)
なんかとっつきにくい人かなぁとか思ってたら実は凄くユーモラスだったり、清楚かと思いきや結構積極的だったり(偏見)、そんな感じで皆の新しい面に触れられて。
逆に自分も皆になんか出せてたらいいなって思....いや、"出してしまった"といった方がいい気もするけど、まあいいや。
先生も、先輩も、同輩も!皆好きになりました。やったね。
◆一瞬一瞬が、後悔と発見の連続。
って訳でそろそろ書き疲れてきたきたわけなんですが、
うん。色々学んだ。一瞬一瞬が後悔と発見の連続。目に映るものからいろんなものに思いを馳せたり(これ詩になりそう、とか)自分のする会話、動きとかから後悔したり(こうすればよかったな、次はこうしよう! とか)
なんか思考力を鍛えられる合宿だったんじゃないかなって思ってます。
特に、詩には正解がないから(ないってことにしておこう)、人によって解釈が異なるし、自分の詩を他人が聴いて、自分が思いもしなかったことを言ってくれたり。
やることなすこと、沢山の事がいい経験になった。
ここ最近、バイトと部活と家でだらだらしてばかりの廃人生活だったのでいい刺激になった。
良い出会いもあった。多分。
学校生活に関して言えば、ゼミっていう新しい居場所ができたこと、その場所でこれからも頑張って行けそうだっていう実感につながったのが大きな収穫。
詩について学んだことは、なんかもう疲れたからまた今度書くとして。
とりあえずこんな感じ。
書きたいこと、感じたことが多過ぎておそらく全然この文章じゃ伝わらないかもしれないけど。
とりあえず形にすれば、なんかあるでしょ!なんかいいことあるさw
ではでは。お疲れ様でした。
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